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屋根リフォームは塗装・カバー工法・葺き替えのどれがいい?費用と違いを解説

「屋根が色あせてきたけれど、塗装だけで大丈夫?」
「カバー工法と葺き替えは何が違うの?」
「屋根リフォームには、いくらくらいかかる?」

 

屋根は雨や風、紫外線、雪などから家を守っている大切な部分です。

しかし、普段は状態を確認しにくいため、どのタイミングで、どのようなリフォームをすればよいのか分かりにくい場所でもあります。

 

屋根リフォームには、大きく分けて「塗装」「カバー工法」「葺き替え」という方法があります。

どれが一番よいというわけではなく、現在の屋根材や劣化状態、今後どのくらいその家に住む予定なのかによって適した方法は変わります。

今回は、山梨県で屋根リフォームを検討している方に向けて、塗装・カバー工法・葺き替えの違いや費用相場、それぞれに向いているケースについてわかりやすく解説します。

屋根リフォームには主に3つの方法がある

屋根が古くなったからといって、必ずすべて新しくする必要があるわけではありません。

 

代表的な方法は次の3つです。

・屋根塗装
・カバー工法(重ね葺き)
・葺き替え

 

簡単に違いをまとめると、

屋根塗装
現在の屋根材をそのまま活かして、表面を塗り替える方法

 

カバー工法
現在の屋根の上から、新しい防水シートや屋根材を重ねる方法

 

葺き替え
現在の屋根材を撤去し、新しい屋根材へ交換する方法

 

です。

工事内容が大きくなるほど費用も高くなる傾向がありますが、「一番安い方法を選べばよい」というものではありません。

屋根の状態に合った工事を選ぶことが重要です。

屋根リフォームの費用相場は?

屋根リフォームの費用は、屋根の面積や形状、屋根材、足場の設置、劣化状態などによって大きく変わります。

 

一般的な目安としては、

・屋根塗装:15~100万円程度
・カバー工法:50~250万円程度
・葺き替え:70~260万円程度

と幅があります。

 

同じ30坪程度の住宅でも、屋根の形が複雑だったり、勾配が急だったり、補修が必要だったりすると工事費は変わります。

 

また、屋根工事では安全に作業するために足場が必要になることも多く、屋根材や塗料そのものの価格だけでは総額を判断できません。

※記載している金額は一般的な目安です。屋根面積、屋根材、建物の状態、工事内容などによって異なります。

屋根塗装とは?

屋根塗装は、現在の屋根材を残したまま表面を塗り直すリフォームです。

屋根材や下地に大きな問題がなく、表面の塗膜が劣化している場合などに選ばれます。

 

例えば、

・屋根の色あせが目立つ
・塗膜が劣化している
・軽度のコケや汚れがある
・屋根材自体には大きな割れや傷みがない

といった場合です。

 

塗装では、一般的に高圧洗浄や下地処理を行ったうえで、新しい塗料を塗ります。

カバー工法や葺き替えと比べて工事規模が小さく、費用を抑えやすいことがメリットです。

屋根塗装では直せないものもある

注意したいのは、塗装は「傷んだ屋根を新品に戻す工事」ではないということです。

 

例えば、

・屋根材が広範囲に割れている
・屋根の下地まで傷んでいる
・雨漏りしている
・防水シートが劣化している

といった状態では、塗装だけでは根本的な解決にならない場合があります。

 

雨漏りしている屋根の表面を塗ったからといって、雨漏りそのものが直るとは限りません。

まず原因を確認し、必要な補修方法を選ぶことが大切です。

 

また、屋根材によっては塗装によるメンテナンスを行わないものもあります。

例えば、粘土を焼いて作られた日本瓦・陶器瓦は、基本的に塗装による防水メンテナンスを必要としません。

「築○年だから塗装」と決めるのではなく、屋根材の種類を確認することから始めましょう。

カバー工法とは?

カバー工法は「重ね葺き」とも呼ばれ、現在の屋根材を基本的に撤去せず、その上に新しい防水シートと屋根材を施工する方法です。

塗装だけでは対応しにくいほど屋根材が劣化しているものの、屋根の下地は比較的良好な場合などに検討されます。

 

既存の屋根材を大きく撤去しないため、葺き替えと比べると、

・撤去する廃材を減らせる
・工期を短くしやすい
・撤去費用を抑えやすい

というメリットがあります。

 

屋根を新しい材料で覆うため、防水性を改善できることも特徴です。

カバー工法ができない屋根もある

カバー工法は便利な方法ですが、すべての住宅に適しているわけではありません。

 

例えば、

・屋根の下地が大きく傷んでいる
・雨漏りによって野地板などが腐食している
・既存の屋根材がカバー工法に適していない
・屋根全体の重量増加を避けたい

といった場合には、別の方法を検討する必要があります。

 

カバー工法では古い屋根材が残るため、その下にある下地を全面的に確認・交換することはできません。

そのため、「撤去しなくて済むからカバー工法」と価格だけで決めず、下地の状態まで確認したうえで判断することが重要です。

葺き替えとは?

葺き替えは、現在の屋根材を撤去して、新しい屋根材へ交換する方法です。

必要に応じて、防水シートや屋根の下地も新しくします。

 

3つの方法の中では工事規模が大きく、費用も高くなりやすい一方、古い屋根を撤去するため、普段見えない下地の状態まで確認できるのが大きなメリットです。

 

例えば、

・屋根材の劣化がかなり進んでいる
・広い範囲で屋根材が傷んでいる
・雨漏りが発生している
・下地や防水シートの劣化が疑われる
・今後も長期間その住宅に住む予定

といった場合に検討されます。

 

屋根材をすべて交換するため、新しく使用する屋根材を選べることも特徴です。

重い屋根材から軽量な屋根材へ変更することで、屋根の重量を軽くできる場合もあります。

塗装・カバー工法・葺き替えを比較すると?

大まかに整理すると、次のような違いがあります。

 

屋根塗装

向いているケース:屋根材・下地の状態が比較的良く、表面の塗膜が劣化している
費用:比較的抑えやすい
特徴:現在の屋根材を活かせる

 

カバー工法

向いているケース:屋根材の劣化が進んでいるが、下地は比較的良好
費用:塗装より高く、葺き替えより抑えられる場合が多い
特徴:既存屋根の上から新しい屋根を施工する

 

葺き替え

向いているケース:屋根材や下地まで劣化している、屋根全体を一新したい
費用:高くなりやすい
特徴:古い屋根を撤去し、下地まで確認・補修できる

 

大切なのは、築年数だけではなく「現在の屋根がどのような状態なのか」で判断することです。

屋根リフォームは築何年くらいで考える?

屋根の状態は、屋根材や塗料、日当たり、周辺環境などによって異なります。

一つの目安として、築10年前後を過ぎた頃から一度状態を確認しておくと安心です。

ただし、築10年になったら必ずリフォームが必要という意味ではありません。

 

例えば、

・色あせ
・コケや藻
・ひび割れ
・屋根材のずれ
・金属部分のサビ
・棟部分の傷み
・室内の雨染み

などが見られる場合は、築年数にかかわらず点検を検討しましょう。

 

早めに小さな劣化を見つけることができれば、大規模な工事になる前に補修できる場合もあります。

「安いから塗装」はおすすめできない

屋根リフォームでは、3つの方法の中で比較的費用が低い塗装を選びたくなることがあります。

しかし、すでに屋根材そのものが寿命を迎えていたり、下地が傷んでいたりする状態で塗装をしても、数年後にカバー工法や葺き替えが必要になる可能性があります。

 

すると、

「塗装をした費用」

「数年後のカバー工法・葺き替え費用」

がかかり、結果として負担が大きくなることもあります。

 

逆に、まだ塗装で十分対応できる屋根を、必要以上に葺き替える必要もありません。

現在の状態だけでなく、

「この屋根をあと何年使えるのか」
「あと何年この家に住む予定なのか」

という長期的な視点で考えることが大切です。

山梨の屋根リフォームで考えたい気候の違い

山梨県は、同じ県内でも地域によって屋根が受ける環境が大きく異なります。

甲府盆地は全国的に見ても日照時間や日射量が多く、夏は厳しい暑さになります。

屋根は住宅の中でも日差しを直接受ける部分ですので、塗膜の状態や屋根材の劣化を定期的に確認することが大切です。

 

一方、富士吉田市や富士河口湖町、山中湖村などの富士五湖地域では、甲府盆地より気温が低く、雪が降る日も多くなります。

雪や凍結、寒暖差など、甲府周辺とは異なる環境を考えて屋根材やメンテナンス方法を選ぶ必要があります。

 

そのため山梨県で屋根リフォームを考える場合は、

「山梨だからこの屋根材」

と一括りにするのではなく、住宅が建っている地域や標高、周辺環境まで含めて判断することが重要です。

遮熱塗料は山梨の暑さ対策になる?

甲府盆地など夏の暑さが気になる地域では、屋根塗装の際に遮熱塗料を検討する方法があります。

遮熱塗料は、太陽光を反射することで屋根表面の温度上昇を抑えることを目的とした塗料です。

 

ただし、

「遮熱塗料を塗れば家全体が大幅に涼しくなる」

とは限りません。

 

実際の室内環境は、

・屋根や天井の断熱性能
・窓の性能
・住宅の構造
・日当たり
・換気

などにも影響されます。

 

暑さに悩んでいる場合は、屋根塗装だけでなく住宅全体の断熱性能も確認した方が効果的な場合があります。

外壁塗装と屋根工事は一緒にした方がいい?

屋根と外壁のメンテナンス時期が近い場合は、同時施工を検討する価値があります。

屋根塗装や外壁塗装では、安全に作業するために足場を設置することがあります。

 

別々の時期に工事すると、

「屋根工事で足場を設置」
「数年後の外壁工事でもう一度足場を設置」

となる可能性があります。

 

屋根と外壁を同時に施工できれば、足場を共用できる場合があるため、住宅全体のメンテナンス費用を抑えやすくなります。

ただし、外壁がまだ十分良好なのに、屋根に合わせて無理に塗装する必要はありません。

屋根と外壁のそれぞれの状態を確認して判断しましょう。

古い屋根では屋根材の種類も確認

築年数の経った住宅では、現在使われている屋根材が何なのかを確認しておくことも重要です。

古い化粧スレートなどでは、製造された年代によって石綿(アスベスト)が含まれている場合があります。

その場合、葺き替えで既存の屋根材を撤去する際には、適切な調査や処理が必要となり、撤去・処分費用が通常より高くなることがあります。

 

一方、カバー工法では既存の屋根材を基本的に残したまま施工します。

ただし、アスベストの有無だけを理由にカバー工法を選ぶのではなく、屋根材や下地の状態を確認して工法を決めることが大切です。

屋根工事の見積もりで確認したいポイント

屋根リフォームの見積もりを比較するときは、総額だけを見るのではなく、何が含まれているのかを確認しましょう。

 

例えば、

・足場費用
・高圧洗浄
・下地補修
・屋根塗装
・防水シート
・新しい屋根材
・棟や板金部分の工事
・既存屋根材の撤去
・廃材処分

などです。

 

特に、

「屋根工事一式 ○○万円」

だけでは、どこまで工事するのか分かりにくくなります。

どこが傷んでいて、どのような工事が必要なのか、説明を受けてから判断しましょう。

突然の訪問営業ですぐに契約しない

屋根は地上から状態を確認しにくい場所です。

そのため、

「近くで工事をしていたら、屋根が浮いているのが見えた」
「このままだと雨漏りする」

などと突然言われ、不安になることもあります。

 

実際に修理が必要な場合もありますが、その場ですぐに契約する必要はありません。

まずは、

・どこが傷んでいるのか
・写真などで状態を確認できるか
・なぜその工事が必要なのか
・塗装、補修、カバー工法、葺き替えのどれが適しているのか

を確認しましょう。

 

屋根に上がる必要がある場合も、自分で確認しようとするのは危険です。

気になる症状がある場合は、屋根の点検に対応しているリフォーム会社などへ相談しましょう。

屋根リフォームで後悔しないために

屋根リフォームを検討するときは、

・現在使われている屋根材は何か
・どこまで劣化しているのか
・雨漏りしていないか
・下地に問題はないか
・塗装で対応できる状態か
・カバー工法が可能か
・今後何年その住宅に住む予定か
・外壁も近いうちにメンテナンスする予定があるか

を確認しておきましょう。

 

屋根は普段目に入りにくい場所だからこそ、「○年経ったから塗る」という考え方だけでなく、現在の状態を確認して必要な工事を選ぶことが大切です。

まとめ

屋根リフォームには、主に「塗装」「カバー工法」「葺き替え」の3つの方法があります。

塗装は、屋根材や下地が比較的良好で、表面のメンテナンスが必要な場合に向いています。

 

カバー工法は、塗装では対応しにくい劣化があるものの、下地が比較的良好な場合に検討できます。

葺き替えは、屋根材だけでなく下地まで劣化している場合や、屋根全体を一新したい場合に適した方法です。

 

大切なのは、「どの工事が一番安いか」ではなく、現在の屋根にどの工事が必要なのかを判断することです。

また山梨県内でも、日射量の多い甲府盆地と、雪や寒さの影響を受けやすい富士北麓では屋根を取り巻く環境が異なります。

 

カトリホームでは、山梨県内の屋根塗装をはじめ、外壁・屋根のリフォームについて、お住まいの状態や地域、ご予算に合わせてご提案しています。

具体的な屋根塗装の種類や施工事例については、カトリホームの外壁塗装・屋根リフォームページもご覧ください。

 

「塗装だけで大丈夫?」
「カバー工法と葺き替えのどちらがいい?」
「そろそろ屋根を直す時期なのかわからない」

という段階でも、お気軽にご相談ください。

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